時々、自分を「ダメ人間だ」とか「つまらない者だ」と言う人がいますが、たとえそれが謙遜のつもりでも、こうした言葉は自分自身を傷つけるものです。なぜなら、私たちは自分の命を軽んじるべきではないからです。私たち一人ひとりは、ご先祖の長い歴史と命のつながりの中で選ばれ、次の世代へとその命をつないでいく存在です。
ご先祖たちは、決して「ダメ人間」として私たちを送り出したのではなく、むしろ自分たちの誇りや希望、愛情を託して私たちをこの世に送り出したのです。その命の重みを尊重し、感謝し、誇りを持って生きることが大切です。
「自分はつまらない」などという自己評価は、過去の努力や積み重ねてきたものを否定することになります。自分を尊重することで、より良い未来を築き、ご先祖や周囲の人々に感謝する心も自然と育まれていくのではないでしょうか。
もっとも、罪業、罪穢れからそのような負の感情が来ているのであれば話は別ではありますが。
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