アルコール依存症の問題は家庭環境・家族関係に大きな影響を与えます。社会的にも大きな悪を働いてしまうので何とかしたいと悩まれている方も多くいらっしゃいます。今日は旦那のアルコール依存症をめぐる夫婦のお悩みについてです。
私の旦那はアルコール依存症です。結婚してから6年が経ち、私たちには6歳になる娘が一人います。旦那は結婚前からお酒が好きで、毎晩のように飲んでいましたが、当時はそれほど心配していませんでした。友人と一緒に楽しく飲む姿を見て、「お酒が好きな人なんだな」と思っていた程度です。しかし、結婚生活が進むにつれ、特に2年ほど前から、彼のお酒に対する依存が明らかに問題を引き起こすようになりました。
旦那が頻繁に飲むようになったのは、ストロングゼロ500mlの缶です。最初は1本や2本でしたが、次第に量が増え、毎日のように2~3本飲むようになっていきました。飲んだ後は、酩酊状態になり、意味不明な発言をしたり、歩き方がふらついたりすることが多くなりました。それだけならまだしも、翌日になると、昨晩何があったのか、どんな言動をしたのかをすっかり忘れてしまうのです。最初は「疲れているのかもしれない」と思いましたが、その行動が繰り返されるうちに、何かが違うと感じ始めました。
旦那の奇行が続き、彼の健康や家族の生活に深刻な影響を及ぼすようになったとき、私は「このままではいけない」と強く感じました。そこで、まずはストロングゼロをやめさせることから始めました。彼にその危険性を話し、何度も「お酒を減らしてほしい」とお願いしました。最初は渋々ながらも聞いてくれて、しばらくはストロングゼロを飲まなくなりましたが、他のお酒を飲み続けることはやめられませんでした。ワインやビール、ウイスキーなど、形を変えただけで飲酒は止まりませんでした。
挙句の果てに車の中でストロングゼロの空き缶を見つけてしまったのです。どうやら、私の目を盗んで隠れて飲んでいたようです。この時、私の中で何かが切れた気がしました。裏切られた気持ちで一杯になり、旦那と大喧嘩をしてしまいました。「やめると言ったのに、また飲んでるじゃない!」と責め立てる私に対し、旦那は「これくらいのことで大げさだ」と逆ギレし、喧嘩は泥沼化していきました。それからというもの、同じことが繰り返されるようになりました。旦那は飲む、私が見つけて怒る、旦那が反省するフリをする、でもまた飲む。それが何度も続き、私の心はすり減っていきました。しんどいです。
この生活に疲れ果てた私は、ついにいよいよ離婚を考えるようになりました。「もう限界かもしれない」と思う瞬間が増えました。しかし、娘の存在が私の決断を阻んでいます。娘はまだ6歳で、無邪気に「パパが大好き」と言います。旦那が酩酊状態で何か奇怪な行動をしていても、子供にはそれがよくわかりません。私が旦那に怒っていると、娘はその原因がわからず、むしろ「ママが怒っているからパパがかわいそう」と思ってしまうようです。
ある日、また旦那と喧嘩になったとき、娘が泣きながら「喧嘩しないで!ママが謝って!」と言ってきました。私が悪いと思われていることが心底辛く、どうしても納得できませんでしたが、娘の気持ちを考えると、強く言い返すこともできず、ただ心が重くなるばかりです。彼女にとって、パパとママが喧嘩するのはとても怖いことなのでしょう。子供にとって、親が仲良くしているのが何より安心できることだと分かっているからこそ、私は旦那との離婚をためらっています。
しかし、アルコール依存症がこのまま進行すれば、私たちの家族関係がもっと壊れてしまうのではないかという恐怖もあります。彼がどこまで変わることができるのか、どれだけの努力をしてくれるのか、もう何度も信じてきましたが、その信頼は少しずつ揺らいできています。私自身がどうすればよいのか、日々悩んでいるのが正直なところです。
一般的なアドバイスとして、依存症については、家族のグループがあります。 お酒を止めない当事者に対して、家族などがどう対応して医療機関に結び付けるかを学ぶものです。一度相談されたらどうでしょうか。 CRAFT Community Reinforcement And Family Training」(コミュニティ強化法と家族トレーニング)
参考1 http://alcoholic-navi.jp/follow/craft/
参考2 http://alcoholic-navi.jp/search/
スピリチュアル的な視点で見ますと、アルコール依存症に苦しんでおられる方というのは過去のトラウマ、過去に生じた負の感情が原因になっていることがあります。そのような負の感情を浄化していくことにより、イライラしなくなったり、囚われていた過去の悲しみを紛らわすために深酒をしていたようなネガティブな心の状態が消えて、お酒が必要ではなくなるようなケースもあります。
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