崇道神社

「ついに来たか」
そんな言葉が思わず心に浮かびます。
社名の通り当ブログに前々から登場していた崇道天皇が祀られています。
これまでの神社では崇道天皇を含めた、複数の怨霊と呼ばれる
歴史上の人物を祀っていましたが、当社は崇道天皇のみを祭神として
います。
崇道天皇とは追号であり、元は早良親王です。
早良親王は光仁天皇・高野新笠の子で、桓武天皇の実弟でした。
早良親王は藤原種継暗殺事件で首謀者の疑いをかけられ、
乙訓寺に幽閉後、淡路島に流される最中にハンガーストライキに
より亡くなりました。
その後、桓武天皇の近親者が次々と亡くなり、都に悪疫が流行したため、
早良親王の祟りであると恐れた桓武天皇は追号を贈り、神社に祀るなど
したわけですね。
さて、境内は当日が雨の降りそうな曇りだったこともあり、
何とも不気味な雰囲気を漂わせていました。
結構深い森になっていて、しばらく上って行ったところに本殿があります。
勢いよく山水が注がれる手水舎にて手を清めて、参拝いたしました。
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