5年ほど前のお話です。
私の妻は末期の乳がんでした。
それがどんどん進行して、最後は多臓器不全による排尿障害で
昏睡状態になってしまいました。
主治医から「あと一週間の命です」と宣告を受けました。
ベッドの傍らで声をかけても、一切反応はなく、
完全に意識不明の状態でした。
妻の死の前日に目をつぶって、テレパシーで
「このような仕事をして、なんでこんな目に遭うんだろうか?
もし手を動かさなかったら、お前が死んだらこの仕事は
やめさせてもらう」と伝えました。
すると、その直後に手が上がり、私の手を握り締めたのです。
私はその時、誓いました。「この仕事を続けていく」と。
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