八百万の神々。この世の全てのものには神が宿るとされており、もちろん我々人間も神と同質のものを持っています。そのため、偉大な人や功績を残した方々は神として祀られます。たとえば、学問の神様として崇められる天神は菅原道真公であり、乃木神社では乃木大将を祀っています。
一般の人々も神と同質のものを宿していますが、全ての人が神として祀られるわけではありません。木も同様で、全ての木に神の性質が宿りますが、特に偉大で特別な木が神として祀られます。その「偉大な木」や「特別な木」の基準は人それぞれ異なりますが、一般的にはとびぬけて大きい木、何百年、何千年も生きている木、伝説がある木、人々に崇められる木などが挙げられます。
木を切る際には、これらの点を考慮する必要があります。信仰の対象となる木には、手を合わせる人がいるかもしれません。町内の神社でお世話されている木でも、信仰の対象でない木は御神木とは言えません。また、自宅の庭にある木であっても、そこに手を合わせている人がいれば、その木は御神木と見なされるでしょう。毎日手を合わせて拝んでいれば、徐々にその木には神が宿ると考えられています。
御神木でないからといって、自分の都合だけで好き勝手に切っていいのかというと、それは疑問です。神としては祀られないにせよ、木にも神の質があります。この世の全てのものが持つ性質ですから、自分の都合で切るのであれば、自らお祈りすることが重要です。また、御神木として祀ってはいないが、それなりに古い木の場合は、気になるなら神職などに依頼して祭典を行うのも良いでしょう。特に祠の敷地内にある木や自宅に生えている古い木などには注意が必要です。
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