その日、息子の一真は、いつものように元気いっぱいに遊び、夕食も残さず平らげ、お風呂ではしゃいでいました。寝る時間になり、絵本を読んであげると、すぐに眠りについたようでした。
夜中の2時頃だったでしょうか。ふと、一真の泣き声で目が覚めました。
「う、うわああああん!」
慌てて一真の寝ている部屋に駆けつけると、彼はベッドの上で体を震わせ、シーツを握りしめて泣いていました。
「一真、どうしたの?怖い夢でも見た?」
そう言いながら、一真の背中をさすってやると、彼は震える声で言いました。
「ゆ、幽霊…」
「幽霊?どこかにいたの?」
私がそう尋ねると、一真は指を震わせながら、部屋の隅を指差しました。
「あ、あそこに…白い、長い髪の女の人…」
一真が指差す方向には、古い洋服ダンスが置いてありました。その洋服ダンスは、私の祖母が使っていたもので、もう何年も開けていません。
「そっか、怖い夢を見ちゃったんだね。大丈夫、もういないからね」
そう言いながら、一真を抱きしめ、もう一度寝かしつけようとしました。しかし、一真はなかなか落ち着かず、私の腕にしがみついて離れません。
「怖い…怖いよ、ママ…」
一真の様子があまりにもおかしいので、私もだんだん不安になってきました。もしかしたら、本当に何かいるのかもしれない。
そう思い、部屋の電気をつけ、洋服ダンスの周りを調べてみましたが、何も見つかりませんでした。
「ほら、何もいないよ。安心して寝ようね」
そう言って、一真をベッドに寝かせ、私も隣に寝転びました。しかし、一真はなかなか寝付けず、何度も体を起こしては、部屋の隅を気にしています。
「ねえ、ママ…あの女の人、まだいるのかな…」
「もういないよ。さっき見たのは、一真が怖い夢を見たからだよ」
そう言いながら、一真の手を握り、優しくさすってやりました。すると、少しずつ彼の呼吸が落ち着いていき、やがて眠りについたようでした。
次の日の朝、一真はすっかりいつもの元気を取り戻し、昨夜の出来事をほとんど覚えていないようでした。
「昨日の夜、一真、怖い夢を見たんだって?」
そう尋ねると、彼は少し考えてから言いました。
「うん、なんか白い女の人がいたような…」
「そっか、怖かったね。でも、もう大丈夫だよ」
そう言いながら、一真の頭を撫でてやると、彼は笑顔を見せました。
しかし、私は昨夜の出来事が気になり、祖母の洋服ダンスについて調べてみることにしました。
祖母は、私が生まれる前に亡くなっており、あまり記憶がありません。しかし、近所の人たちの話によると、祖母はとても美人で、長い髪をいつも綺麗にしていたそうです。
もしかしたら、一真が見たのは、祖母の霊だったのかもしれない。
そう考えると、少し怖くなりました
お子さんが幽霊を見たという体験は、親御さんにとって非常に心配な出来事だと思います。お子さんの年齢や性格、状況によって対応は異なりますが、霊能者によるアドバイスを記します。
1. お子さんの話をよく聞く
まず、お子さんの話を否定せずに、よく聞いてあげてください。「気のせいだよ」「怖いこと考えすぎだよ」などと頭ごなしに否定してしまうと、お子さんは自分の体験を誰にも話せなくなり、孤独を感じてしまうかもしれません。
- お子さんが見たもの、感じたことを具体的に聞いてみましょう。
- 怖かった気持ち、不安な気持ちを受け止め、共感してあげましょう。
- 「怖かったね」「不安だったね」など、お子さんの気持ちに寄り添う言葉をかけてあげましょう。
2. 安心感を与える
お子さんが怖がっている場合は、安心感を与えることが大切です。
- お子さんを抱きしめたり、手を握ったりして、スキンシップを取りましょう。
- 「パパ/ママが一緒にいるから大丈夫だよ」と、安心できる言葉をかけてあげましょう。
- 部屋の電気をつけたり、お気に入りのぬいぐるみと一緒に寝るなど、お子さんが安心できる環境を作りましょう。
3. 原因を探る
お子さんが幽霊を見た原因を探ることも大切です。
- 怖いテレビ番組やビデオを見たことがないか、聞いてみましょう。
- 最近、何か怖い体験をしたことがないか、聞いてみましょう。
- 学校や友達関係で何か悩みがないか、聞いてみましょう。
- 生活リズムが乱れていないか、確認しましょう。
4. 専門家に相談する
お子さんの様子がいつもと違う、または、症状が続くような場合は、専門家に相談することも検討しましょう。
- 小児科医や児童精神科医に相談し、お子さんの心身の状態を確認してもらいましょう。
- カウンセラーや臨床心理士に相談し、お子さんの心のケアをしてもらいましょう。
- 必要に応じて、霊能者などの専門家に相談するのも良いでしょう。
5. 日常生活を大切にする
お子さんが安心して日常生活を送れるように、以下のことに気をつけましょう。
- 規則正しい生活リズムを心がけましょう。
- 十分な睡眠時間を確保しましょう。
- バランスの取れた食事を心がけましょう。
- 家族で一緒に過ごす時間を作り、安心感を与えましょう。
- お子さんの好きなことや楽しいことに時間を使わせ、気分転換をさせましょう。
6. 霊的な存在について
霊的な存在については、科学的に証明されているわけではありません。しかし、お子さんが実際に体験したことを否定する必要はありません。
- お子さんの年齢や理解力に合わせて、霊的な存在について説明してあげましょう。
- 「怖いものばかりではない」「悪いことをするとは限らない」など、偏った考え方をしないように注意しましょう。
- お子さんの不安を取り除くために、お祓いやお守りなど、宗教的な儀式やアイテムを使うことも検討しましょう。
7. 親御さん自身のケア
お子さんのことで不安になったり、疲れてしまうこともあると思います。親御さん自身も無理をせず、以下のことに気をつけましょう。
- 十分な睡眠時間を確保しましょう。
- リラックスできる時間を作りましょう。
- 信頼できる人に相談しましょう。
- 必要に応じて、専門家のサポートを受けましょう。
お子さんの体験は、成長の過程で起こりうる一時的なものかもしれません。しかし、親御さんが適切な対応をすることで、お子さんは安心して成長していくことができます。もしも、霊的問題で気になる場合には霊能者による霊的処置が役立つかもしれません。
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