京都の神社仏閣を巡る

興雲庵 豊川稲荷陀枳尼尊天 京都祇園四条界隈~東山を歩くその2

三条通り~建仁寺にかけて続く祇園の花見小路通

祇園の歓楽街を貫く華やかな道です。
その道を建仁寺まで行き、
建仁寺境内の北西に興雲庵があります。
そちらにお祀りされているのが

陀枳尼尊天(豊川稲荷)です。

当寺の鎮守稲荷である陀枳尼尊天は江戸時代初期に
活躍した建仁寺の高僧三江紹益禅師(1572-1650)の
父厳慈母が深く崇神した霊神である。

逸話
跡継ぎがいなかったために父母は大変真剣になって
祈願したところ、満願の暁、金輪の玉が空中より飛来して
口の中に入った夢を見、子を宿した。日移り、玉の如き
男子を授かった。すると、不思議なことに右手に何かを握っている
父が手を開いたところ、それは有り難い経文の一句が書かれた紙であった。
父母は霊験に深く感涙した。

そして、子である三江大和尚も陀枳尼尊天
を生涯の守護神とした。

本堂には迫力ある稲荷神の御姿が見えます。

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