説法と現代社会と倫理

民間療法の行き過ぎた施術に注意 頸椎骨折で寝たきりになるリスクも

民間療法はご存知ですか?

民間療法とは医師によらない民間によって生み出された治療法

を言います。

代表的なものはマッサージですね。

「腰痛が整形外科に通院しても良くならなかった場合に、

Aという民間療法士に独自の手法でマッサージしてもらうと、

見事に改善された」

というのが成功事例として紹介されたりしています。

西洋医学的な手法がうまくいかなかった場合に、民間療法や

東洋医学を取り入れて改善するケースはたまにありますよね。

しかし、この民間療法をめぐって、ひどいめに合っているという

情報を耳にしたり、実際体験したことがあります。

私も実際に、当方に来られている経営者様のご紹介で、

民間療法を行っているA氏のもとを訪れました。

早速、施術が始まるわけですが、なんといきなり、首を左右に

捻じり出したんです。

そして、その他、意味があるとは到底思えない施術を受けて、5分程度で終了。

施術を受けた翌日から、数日ほど、首が痛い状態が続いたため、

「これはおかしいんじゃないか?」

と思い、その後1回確認に行って、二度と行かなくなりました。

おまけに、医師でもないのに、「あなたはお酒は2合まで飲みなさい」

「あなたは果物が体に合っていない。トマトは果物だからトマトジュースの
摂取はやめなさい」

といった理解不能なアドバイスまでするのです。

このようなオカルト的な要素を取り入れて、信用度や中毒性を増そうとしている

ところは危険だと考えます。

ちなみに私は当時、医師から肝臓が悪いので飲酒に関して、ドクターストップが

かかっていたことを考えると、この民間療法士のアドバイスを鵜吞みにしていたら、

ひどい目に遭っていたことは想像に難くないです。

この出来事の後、メディアなども民間療法によるトラブルを話題にするようになりました。

私のように首を捻じる施術を受けた方が、その施術を頻繁に受けた結果、

頸椎を損傷し、寝たきりになったというケースまでありました。

専門家によると、1度受けただけでも、場合によって深刻な事態に陥ることも

あるそうです。

民間療法は古くからあり、その効果が幅広く認められているものもあります。

そういったものほど、ライバルが増えるために、差別化を図ろうと、どんどん独自の

パンチのある施術の開発合戦なされ、それがエスカレートしていき、今日では

施術によって日常生活に支障が生じるほどの損傷を負わされる人が出る事態に

陥っているのではないでしょうか。

では外国式がいいのでは?となるかもしれません。

日本にもカイロプラクティックというものがありますが、あれは日本人には合わないと

指摘する専門家もいます。

西洋人は体の骨格などがガッチリしていますが、日本人は細いですよね。

日本人には外国式のものを効果がある或いは先進的なものとして取り入れたがる

傾向がみられますが、何の気なしに取り入れると、かえって体に負担になることだってあるのです。

もちろん、カイロプラクティックを受けても大丈夫な方もいらっしゃるのも事実ですから、

そこは医師と相談して取り入れてみたらいいと思います。

終わりに
個人的に気を付けるべきだと考える民間療法士

・医師でもないのにまるで医師のようなアドバイスを行う
・首をおもいっきり打撃したり、ねじる
・体におもいっきり負担をかけて治そうとする

もちろん、上記のような激しい施術によって、治ることが皆無
とまでは言い切れません。

しかし、その奇跡が起こる可能性と共に、寝たきりになるといった多大なリスクが
含まれていることも考慮すべきだと思います。

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