除霊・浄霊

お墓参りをしても因縁や霊障は解消されない

「スピリチュアル関係の方にお墓参りをして先祖供養をしなさいと言われてから、
お墓参りをするようになったけど、体調不良が収まらない」

昔からこのようなご相談はよくあります。

なぜか昔から「霊障=先祖供養が出来ていない→お墓参りをすべき」
このようなアドバイスが人気なのです。

理由はもっともらしい答えであり、依頼者も妙に納得してしまうからです。
「ご先祖様を大切に」
という言葉は至る所で聞こえることもありますからね。

加えて、日本では先祖崇拝は一般的です。
「亡くなった先祖は仏様になって、子孫を守って下さる」
このような思いを持たれているので、何か不幸事が続くと
「供養が足りないのではないか?」と思い至るのかもしれません。

上記の事情によって、定着した霊障=供養不足→お墓参りをすべき
ですが、これは半分合っていて半分間違っています。

合っているケース
「他界した祖父に対して、法要は執り行われず
誰ひとり手を合わせていません」

これでは成仏できない可能性があります。
法要すらしていないということなので、
墓参りをはじめ、きっちりと供養をするのは当然です。
こういった魂は自分の存在を示すためにお墓に留まります。
なので、お墓参りをすると、一時的に霊障が治まると考えられます。

間違っているケース
「そもそも霊障の原因は先祖ではない」

このケースが今回の重要な点ですね。
先祖は何も関係していなければ、
いくら墓に参ったり、仏壇に手を合わせても解決のしよう
がありません。

この場合は私のような霊能者と呼ばれる者
が原因を見つけ出して対処する必要があります。

さて、日本の仏教の歴史を振り返ればわかりますが、
元々は土葬が一般的でしたし、お墓を持てるのは
貴族や有力者といった限られた者たちのみでした。
さらには大昔は僧侶が供養をしてくれることすらなかったのです。

それらを踏まえると、お墓が原因で不幸が起きると考えるよりも、
他の要因で霊障が起きていると考える方が合点がいきやすいです。

「じゃあ墓に霊が出やすいというのは嘘なのか?」という疑問が出ますね。
ちょっとそれについて書きます。
お墓に霊が現れるのは、「余程因縁が深かったり、悲惨な亡くなられ方をされて
いて且つ無縁さんになってしまっている」といった特異なケースです。

また、お墓というのは性質上、全くそのお墓とは無縁の霊までも
引き寄せることも考えられます。

さて、
私もご先祖様には尊崇の念を持っており、朝晩欠かさずに
お経を上げさせていただきます。

命日などには生前故人が好きだったものをお供えします。

でも、これって心ある人なら霊的にどうこう以前に当然の事
だと思うのです。

私の所には墓参りをかなり丁寧にマメにされてこられても
全く体調がよくならなかった方が数多く来られています。
基本的にはお墓と霊障は全く別物としてとらえてください。

ただし、稀に依頼者のご先祖様がお墓や仏壇に立たれることがあります。
でもそれは「しっかり掃除しろ」や「たばこを供えてくれ」といった
ような内容が多く、首をかしげたくなることの方が多いです。

もちろん、みなさん猫の手を借りたいほど忙しい方であったり、
お墓が有り得ないほど田舎の山奥にあって、物理的に行けないような方も
おられます。そのような方に墓参りを突付けるのはかわいそうです。

中には仲違いをしてしまったがためにお墓に手さえ合わせてもらえない
方だっていらっしゃいます。

みなさんわざと嫌味で墓参りをサボっているわけではないです。

加えて、墓参りをすると逆に無縁仏を拾ってしまって
体調が良くなるどころか崩してしまわれる方もいらっしゃいます。

結論として、お墓というのは成仏できていない先祖が宿っていたり、
因縁が深いがために成仏できずに供養を必要としている先祖霊が宿る
場所なのです。

普通は墓には宿らずにすんなり霊界に行ってしまいます。

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