京都の神社仏閣を巡る

文子天満宮 京都五条界隈を歩く ラスト

文子天満宮

この日最後はこちらの宮社となった。

天満宮だから、祭神は菅原の道真である。

洛陽天満宮二十五社の一つに数えられる。

大宰府に左遷された道真は903年に59歳で没した。
その後、乳母であった多治比文子が道真より
「我を右近の馬場に祀れ」とのお告げを受けた。

しかし、貧しかった文子は社殿を設けることができず、
右京七条二坊の自宅に小さな祠を建て、道真を祀ったという。

これが当社の起こりであり、天神信仰発祥の神社であり、
北野天満宮の前身となる。

以後は天明、安政、元治の大火で類焼するも、
その都度再建され、現在の社殿は1918年に造営されたものである。

さて、北野天満宮の前身となる宮社がこの五条の地にある
のは知りませんでしたね。

道真公がお好きな方は是非とも訪れたい宮社ですね。

ちなみに、右近の馬場とは右近衛府の官人が競べ馬を
行った場所だそうです。

京都タワーを目印にして帰路である京都駅へと向かいます。

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