京都の神社仏閣を巡る

明王院不動寺 清水五条~四条を歩く2

当寺は松原通沿いにあります。
平安京造営時には「五条大路」であり、道幅が24メートルもある
大通りだったそうです。

牛若丸と弁慶が出会ったのも実は現在の松原橋だそうです。

明王院不動寺

青蓮山と号し、真言宗東寺派の寺で、俗に「松原不動」
という。

691年に道観徳が開基した法相宗の寺であったが、のち弘法大師が
自作の「石仏不動明王」を安置してから現宗に改まったという。

平安京造営の際に桓武天皇は王城鎮護のために平安京の東西南北の
磐座に経巻を収めたが、明王院はその4つのうちの一つにあたり、
「南岩倉」と称したと伝えられる。

応仁の乱の際に荒廃し、石造も塵芥の中に埋もれてしまう。

1573年~1592年に豊臣秀吉は聚楽第の造営にし祭し、
ここから苔むした不動明王を得て、聚楽第に収めた。
すると、夜な夜な不思議な光を放ったので霊験を感じ、
旧地に堂舎を建立し、奉安したという。

ものすごく歴史の重みがある寺院ですね。

私は真言宗に属しお不動様の霊験を頂戴している身で
ありますから、真言宗の開祖の御大師様が作仏された
不動明王が安置されている当寺に前々からお参りさせて
いただきたいと思っていたのであります。

その望みがこの日叶いました。
ありがたやありがたや。

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