京都の神社仏閣を巡る

上善寺 鞍馬口周辺を歩くその4

寺町通を上がっていくと、鞍馬口通に差し掛かりまして、
そのすぐそばに上善寺が見えます。

上善寺

千松山遍照院と号する浄土宗の寺院。
863年に僧円仁により、天台密教の道場として、
千本今出川に創建されたと伝わる。

その後、1469年~1487年に再興され、
後柏原天皇の勅願寺として栄え、1594年に寺域を当地に
移して浄土宗に改めた。

地蔵堂に安置する地蔵菩薩は平安時代の初め、
小野篁が一度絶えて冥土へ行き、生身の地蔵尊を拝して
蘇った後、一木から刻んだ六体の地蔵の一つと伝えられ、
「鞍馬口地蔵」、「深泥池地蔵」、「姉子の地蔵」などの愛称で
親しまれている。

さて、創建は863年と歴史ある寺院になります。
慈覚大師円仁が亡くなったのが864年2月ですから、そう考えると
何とも感慨深いですね。

当院の地蔵菩薩が「深泥池地蔵」と称されている理由は当初小幡の里に
祀られていたのを洛北の深泥池に移して祀り、それを当寺に移した
からだそうです。

深泥池とはこの前の最恐映像ノンストップに登場した恐怖のスポット
ですね。

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