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説法と現代社会と倫理

ネットでの高齢者批判に物申す!恩恵に感謝し、未来を考える

現代のインターネット上では、認知症などの問題が増えてきており、お年寄りに対する厳しい意見が多く見受けられることがありますが、一度立ち止まって考えてみてほしいと思います。確かに非常識でわがままな高齢者などがいると腹が立つかもしれません。しかし、私たちが日々使っている整備された道路、信頼性の高いインフラ、そして安全な治安のすべては、現在認知症などの問題に苦しんでいる高齢者の方々が過去に努力し、築き上げてきたものなのです。今私たちが享受している多くの恩恵は、先代の苦労と努力の上に成り立っています。

もちろん、お年寄りの方々も、自分たちが若者に負担をかけたいと願っているわけではありません。誰も認知症になりたいと思ってなったわけでもなく、これは避けようのない人生の一部であることを理解してほしいのです。せめて、私たちが享受している多くの恵みに対して、少しでも感謝の気持ちや恩返しの思いを持ちながら、お年寄りを敬い、未来の社会をどう作っていくべきかを考える姿勢が求められるのではないでしょうか。

私たちが生まれた日本という国は、世界中から見ると安全で、豊かで、恵まれた国です。アフリカや東南アジアの人々から羨望の眼差しで見られるこの国を築き上げてくれたのも、今苦しんでいる高齢者の方々を含む過去の人々の努力のおかげです。高齢者に対する偏見や批判の言葉がインターネットで見られる中、彼らのこれまでの苦労を知り、未来を共に築いていくことに目を向けられる社会になれるよう願っています。

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